運動神経が伸びる年代~ゴールデンエイジ~
上の図は「スキャモンの発達発育曲線」といって、人間の成長過程における各期間の成長度を表したものです。
スポーツをするうえで注目してほしいのは緑の線「一般型」と青の線「神経系型」です。
「一般型」身長や体重(筋肉量)は中学校から高校にかけて著しく伸びていきます。
一方、「神経系型」は中学生年代の13歳ぐらいからは横ばいになります。
ということは小学生までに神経系を目いっぱい伸ばしておいた方が良いので、その年代をゴールデンエイジと呼んでいます。
プレゴールデンエイジ(4~8歳)
この年代は神経系が80%まで伸び、急激な運動能力の成長を迎える時期です。
この年代はは神経系により多くの激を与えるために、遊びを通してさまざまな動きを経験させ、たくさん体を動かしてあげることが大切です。
ゴールデンエイジ(9~12歳)
小学校高学年にあたるこの年代は神経系の発達がほぼ100%になるため、動きの習得に最も適した時期です。
自分の思うように体を動かす空間認知能力だったり、さまざまな動作や技術をすぐに覚え身につけられることから「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。
技術・センスともに大きな成長が見込まれる年代で、とても重要な時期です。
ポストゴールデンエイジ(13~15歳)
ゴールデンエイジが過ぎ、体格が変わり始める時期です。骨格や筋力が急激に発達をし、パワーやスピードも成長します。
神経系はすでにほぼ形成されているので、新しい動きや技術を習得するのは難しい時期です。
これらは踏まえてジュニア陸上クラブUreshino Athletics Clubは積極的に俊敏性(クイックネス)と敏捷性(アジリティ)を追求することで神経系に十分な刺激を入れていきます。
持久走は冬季に経験する程度で、持久走をメインには活動しません。
というのも、持久力に必要な呼吸器・循環器系は「一般型」になるため中学生年代以降でも間に合うからです。
走る跳ぶ投げるを中心にアクティブチャイルドプログラム(運動遊び)を取り入れて、ゲーム性を持たせた不規則な運動を取り入れることで、お子さんのゴールデンエイジを大事に育みます。
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